ページネーション改善によるクロール効果とSEO対策

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ECサイトでは、下層ページまでクロールされづらく特定商品の検索順位が上がりにくいという問題を抱えたサイトを多く見受けます。
この問題を解消するため、ページネーションを最適化するという手法があります。

ページネーションとは

WEBでは、長い文章や多数の商品を区切って各ページのリンクとして分割することをページング、ページネーションと呼びます。
サイトによって1ページ10商品、20商品、50商品など様々な区切り方をしていますが、ページネーションが適切でない場合はサイト全体のクローラビリティが悪くなり、結果として商品ページの検索順位が上がりづらいという現象にも繋がってしまうため、あなたのサイトのページネーションが適切であるかどうか、一度確認されてみてください。

ページネーションが適切でない例

以下のようなページネーションをよく見るのではないでしょうか。このページネーションでは、数十にページが存在する場合どうしても後半のページのSEOが弱くなってしまうという欠点があります。
また、このカテゴリページは何ページ存在するかも分かりづらく、ユーザビリティの観点でも望ましくないと言わざるを得ません。

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そもそもGoogleなどの検索エンジンのクローラーは、以下のようにトップページから入ってきて一つ一つのページを順番にクロールしていきます。
そのため、表示されない後半のページはクロール回数が少なくなり、結果として検索エンジンに評価されづらい現象が起こります。

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 ページネーションを適切に改善した例

以下をご覧ください。ページネーションの途中に中間ページのリンクがついています。これがクロール効率を改善するための一つの方法です。
以下は1ページ目を見たときのページネーションですが、2ページ目では、中間ページのリンクは12となり、変更前と比較して下層ページまでリンクが行き渡りやすくなるという効果が期待できます。

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しかし、ページネーションを実際に修正するといっても、どう手をつけたらいいか分からないというのが正直なところではないでしょうか。

ページネーションとrel=”canonical”設定

1ページ目に評価を集中させるためにページ分割したページを全て1ページ目にcanonicalタグで正規化してしまうことは正しくありません。
厳密には1ページ目と2ページ目以降は全く別のページであるため、同一ページを正規化するというcanonicalタグの思想から逸れてしまうためです。
そこで、次のように対処することが良いとされています。

  • rel=”prev/next”を使用する
  • ページ分割前の全商品が載ったページにcanonicalタグで正規化する

後者を運用することは現実的ではないため、前者を設定することで対応すべきでしょう。

その他のクローラビリティ改善例

sitemap.xmlを導入する

サイトマップは簡単に導入でき、かつクローラビリティ改善に寄与しますので、導入は必須です。
Wordpressを使う場合はプラグインで容易に実装できますので、導入していない場合は是非登録を検討してみてください。
導入方法は以下のサイトにとても分かりやすく載っていますので、是非参考にされてください。

これ超簡単![WordPress対応]XMLサイトマップ登録法(外部サイトに飛びます。)

※サイト先での不具合は当方では責任を負いかねますのでくれぐれも自己責任でお願いします。

 

検索結果ページを有効活用する

検索結果ページをうまく使えているECサイトはあまり見かけません。
私のクライアントの方では、サイト担当者自身もどう使っていいか、またどう使ってもらいたいかが明確になっていないために閑古鳥が鳴いている状況が多いです。
検索機能をうまく活用しているサイトは当サイトでも少しずつ事例と共に紹介していく予定にしていますが、今回はジョブセンスというリブセンスさんの運営するサイトをご紹介します。

j-sen上図は、タグクラウドと検索結果をまとめたトレ単と呼ばれるコンテンツです。
タグクラウドはある程度一般化されてきた技術ではありますが、注目はその下の検索状況にあります。

検索状況では、ユーザーが実際に検索したワードと、その後どのページに遷移したかまでの情報を一括りにして表示しています。その結果、埋もれがちな下層ページのリンクまでクローラーが容易に辿り着きやすくすることができます。

しかし、ユーザーにとって考えるとそれほど利用シーンがないのではとも感じますので、今後このような方法は徐々に効果が薄くなるかもしれません。それでも、検索結果を上手く活用した事例の1つとして記憶してもらえると幸いです。

まとめ

クローラビリティを改善することで、検索エンジンから到達可能性に優れたサイトということで高評価を得られる場合があります。ユーザビリティの観点で考えると、何回も何回もクリックしても到達できないページがあるサイトよりも、数クリックで目的のページに辿り着くことのできるサイトを検索エンジンが評価するのは理に適っています。

ページネーションの最適化はプログラムの改修などすぐに手がつけられる部分ではないかもしれませんが、出来れば初期の内に改善しておきたい部分でもあります。Wordpressの場合はプラグインが多く出回っていますので導入は比較的容易ですので、是非調べてみてください。

 

 

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