SEO業者の正しい選び方|多くのSEO業者に通ずる顧客視点の欠如

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あなたが企業のWEB担当者ならば、SEO対策を外部の業者に外注しているもしくは外注を検討したことがあるのではないでしょうか。私もメーカーのWEB担当者として従事していた頃、みなさんと同様にSEO対策は外注していました。

毎日のようにかかってくる営業電話にうんざりしつつも、SEO業者の選定に苦慮していました。
「貴社のサイトはまだ対策の余地があるから、指定したキーワードで外部対策と内部対策をしませんか?費用は成果報酬なので上位表示しなければ基本料金のみで済みます。」
SEO業者の営業の常套句ですね。

最近でこそロングテールでSEOをやりましょうと言ってくる業者は多くなってきたようですが、そういう所ほど具体的な対策が提示されないケースが多いです。
もちろん優良なSEO業者は数多くありますので、是非WEB担当者のあなたには間違った業者選びはしてほしくありません。この記事では、SEO業者を選ぶ上でのポイントをご紹介します。

「NGワード」部門

「コンテンツイズキング」

口癖のように言ってくる業者、最近多いですよね。もちろんコンテンツこそが全ての鍵を握るのですが、その業者は一体何をもたらしてくれるのでしょうか。
良質なページ(記事)を作るのはWEB担当者の仕事ですが、すぐにできることではありません。他のサイトにはないオリジナルな良質なページがすぐに作れたら苦労しませんよね。

しっかりとアクセス解析をして、「このキーワードでの直帰率が高い、このページでの離脱率が高いという傾向が見つかりました。まずはこのページをこのように強化しましょう。」こういった分析からコンサルしてくれる会社はちゃんと存在します。しっかりと見極めてください。

「指定キーワードで上位表示しましょう」

ビッグワードだけでSEOを測るのは時代遅れです。大事なのはビッグワードの順位を上げることではなく、コンバージョンに繋がるキーワードでの順位表示です。

「このサイトではどういったキーワードでコンバージョンが多く出ているからこのキーワードとその関連語での順位向上を目指しましょう。」
ここまで言ってくれる業者はなかなかありませんが、見つかれば「やった!」と思ってもいいかもしれません。よくある”指示だけSEO業者”とは異なる可能性があります。

「外部リンク対策を強化しましょう」

通常SEO業者の行う外部リンク対策は、2〜3年後には意味のなさないものになる可能性があります。Googleはコンテンツが検索者のニーズに合致しているかを重要視しています。先日、Googleは外部リンクの評価は少しずつ薄れていくだろうとの見解を示しました。

このように、外部リンクに頼ったSEO対策は終焉を迎えようとしています。とは言っても完全に無駄になるわけではないことはご承知おきください。外部リンクには、クローラーが回ってくる頻度が増えてクローラビリティが改善するなどの意味もあります。ただし、今後外部リンク対策にリソースを割くくらいなら内部コンテンツの質を上げた方が費用対効果が良いでしょう。

「内部対策としてtitle、keyword、description、それからh1タグを最適化しましょう」

一昔前のやり方と言わざるを得ません。もちろんこれらの項目を最適化することは最低限必要です。ですが、これだけだと爆発的な効果は到底期待できません。これらの対策だけしか提示してこない業者は避けた方がいいかもしれません。

「良い業者」部門

WEB担当者の苦悩を理解している業者

WEB担当者の業務は多岐に渡ります。特に中小企業の場合はこの傾向が顕著だと感じています。そのため、色々と対策だけ指示されても実際に対策を実行する時間が取れないことが多いです。
多くのSEO業者は指示して終わり、あとは対策をやるもやらないもあなた次第と考えている業者が多いのも事実です。定額費用をもらう料金形態であればやろうがやるまいが業者にとってみたらどちらでも良いのです。何もしなくても定期的な収入源になるのですから。

こうした業者とは違い、ちゃんとWEB担当者の立場になって考えてくれる業者も存在します。業務量が多いことによりSEO対策の実行にかける時間がない場合、限られた時間で効果を最大化するための計画を立て、具体的なレベルまで落とし込んでくれる業者は数社知っていますが、どこも顧客満足度がとても高いです。SEO業者には、一心同体でサイトを良くしようという考えがとても重要なのです。対策だけ考えて終わりでは本質まで辿り着けないケースが殆どです。

顧客の利益の最大化を目的にしている業者

コンテンツ量を稼ぐために記事とりあえず400文字で100本書いてください、などという業者は論外だとして、何をもって質の良い記事と呼べるのかはそう簡単には分からないのです。
このページを追加、このカテゴリを追加してください、という提案は良くありますが、「なぜこのページを追加するのか?このページを追加することでどういうユーザーがどういう場面で嬉しいのか?」と尋ねるとだんまりになってしまう業者が殆どです。この場合、対策は単なるページ増やしの手段でしかないことが多く、結果として短期的な順位向上はあってもコンバージョンに結びつかないケースが多いです。

SEOの本来の目的は順位を上げることでは無く、WEBの事業を成功、成長させることです。
収益に結びつけるためにはどういう対策が必要か一緒に親身に考えてくれる業者をパートナーにしましょう。順位主体の会社は残念ながら殆どこの考えを持っていません。

小手先のテクニックに終始しない業者

「まだこの対策は効果がありますから。」「こういうリンクの貼り方はいいですね。GOODです。」「発リンクが多いですね。減らしましょう。」こういうことを平気で言う人は本当の意味でのSEOのプロフェッショナルではないと私は思っています(あくまでも持論です)。

検索エンジンアルゴリズムの隙間を縫うような対策では短期的には良くても長期的には意味をなさない可能性大です。こうした業者は依頼元のことはあまり考えず、「今」よければいいのです。

そうではなく、クライアントのサイトの本質を本気で理解しようと努力し、リサーチにリサーチを重ね業界研究をする。例えば発リンクの数については、サイトを検索した人が見たときに多いと思うのか、丁度いいと思うのかなど、検索者の視点に立って考えることが重要です。

その結果、クライアントのサイトに本当に必要なコンテンツや対策が見えてくるのです。最初の時点でしっかりと業界研究をしてくる人は、例えそれが営業のためであったとしても歓迎します。その業者には少なくともサイトの本質を知ろうという気持ちがあるのです。

まとめ

色々と過去の経験を総動員させて書きましたがいかがでしょうか。顧客視点に立ってサイトの成長のために尽力してくれる業者の特徴を知っていただくことで、少しでも次のSEO業者選びの参考になれば嬉しいです。

あとがき

そもそも、なぜSEO会社はコンサルだけでコーディングまでやってくれないのでしょうか。一貫して請け負う業者は殆ど見たことがありません(もちろん、言えば外注してやってくれますが)。
コーディングは単価低いから利益取れないのは分かりますがそれは業者都合ですよね。多くのWEB担当者にとっては言うだけでなく実行及び検証、改善までしてくれる業者が多い方が助かるのです。
SEO業者は順位を上げる仕事なのではなく、顧客の利益を最大にするため、結果的に順位を上げるという思考が必要だと私は考えます。

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